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『SAYURI』 |
貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女。辛く厳しい日々の中、希望を失いかけた時、彼女に運命の出会いが訪れる。「こんな美しい日に悲しい顔は似合わない」。そう声をかけてくれたのは立派な身なりの男性だった。「もう一度、あの人に会いたい・・」。たった1つの願いを胸に、少女は美しく変貌を遂げ花街一の芸者“さゆり”となる・・・
1997年に出版されたアーサー・ゴールデン著「Memoirs of a Geisha」(邦題「さゆり」)を映画化。私が本を読んだのは5年程前。映画化が決定してからずっと楽しみにしていて、「誰が“さゆり”を演じるんだろう」と考えていた。まさか中国人が演じるなんて夢にも思わなかった。でも、悲しいけど今、この“さゆり”を演じられる日本の女優さんはいない。それくらいチャン・ツィイーは完璧だった。少女のような可愛さと妖艶な雰囲気と・・・。本当にキレイでうっとり。その他、ミシェル・ヨーやコン・リーも本当にステキだった。英語と日本語を組み合わせながら話すのには違和感があったし、若干長く感じたけども、全体的に本にも忠実で納得の出来栄えだった。芸者としての気高さ・プライド・燐とした姿勢には見習いたいものがある。
特に素晴らしかったのが少女時代の“さゆり”を演じる大後寿々花ちゃん。彼女が成長してチャン・ツィイーとなるのだけど、それがとても自然!これは2人の演技が素晴らしいからこそ。渡辺謙さんは既に貫禄がある。会長役はピッタリだった。桃井さんも桃井さんらしくて良い意味で笑ってしまった。役所広司と工藤夕貴は、、あともう一癖ほしい!という感じ。
by anri_maeda
| 2005-12-15 22:22
| movie<ヒューマン>